「やっば…!イケメンだ……見てられないっ。」


「わかる、やばっ!!…あれって4組の人だよねっ?」

「うん!マジイケメンだ……、」






「……はぁ、だね〜」




ふつーに温度差ヤバいかも。




私、緋咲萌奈は内心ため息をつきながらも、いつも一緒に行動している千歳吹姫(ちとせいぶき)こといーちゃんと氷針咲羽(ひばりさきは)ことサキに話を合わせる。






ちなみに今は昼休みで、3人で机をくっつけて弁当を食べているところ。

そこへ他のクラスのモテモテなイケメン男子がうちのクラスの教室に入ってきた。



そうしたら、いーちゃんとサキが密かに叫び始めたのだ。
2人は結構のイケメン好きだから。





だけど………


私は話についていけない。




なぜなら、他人にも恋愛にも興味がないから。




どれだけ優秀なイケメンくんでも所詮、赤の他人としか思えない。