19時の待ち合わせは、恋の始まり。



私の、そんな表情を察してか..................



「ごめんなさい、無理に声かけて」



少し残念そうな声色で言う、男の人。



なんだろう?偶然だったとしても。



なぜか直感的に、
この人は〝誠実そう〟って感じて.........



でも、そんな彼にすら何も、
言えなくなってしまう私は、すごく弱虫。



自分では出来なかったけど、
〝誰か〟のお陰で巡り合った目の前の彼。



でも前に、〝マッチングアプリ〟を、
やってみようと思ったとき。



結局、尻込みして、
アプリを始めることすら出来なかった............



〝美希ちゃんの隣にいて、
恥ずかしくない友達になりたい〟



そう思ったのに、
彼氏すらまともに作れなくって。