そして...........................



「んー、まぁ、色々あって?」



濁すように言う美希ちゃん。



「色々じゃ、分かんないよ.........っ、」



その〝色々〟が、
知りたくって、美希ちゃんを見つめると。



「私、知ってた、全部。花音が、
自己肯定感低くて、自信がないことも、
私と友達でいることにまで、それを発揮してるのも」



美希ちゃんは、ゆっくりと話し始めた。



「前に、〝マッチングアプリ〟を、
花音が使おうとしてたのも知ってたから、」



美希ちゃんはそこまで言うと............



私の肩を抱き寄せて、
──────ギュッとしてくれた。