その夜
久々にお母さんが夢に出て来た


「ねえお母さん、僕の事忘れてるって本当?」

「大陸…ああ、あの時の子だったんだ。大陸が生きていてくれて嬉しい」

「うわーん」

「ごめん。ごめんね。」

「ひっく、ひっく。」


夢の中のお母さんは、何だか若くて、いい匂いがして、やわらかくて、ずっと一緒にいたかった

目が覚めたら、涙が出ていた