双子パパは今日も最愛の手を緩めない~再会したパイロットに全力で甘やかされています~

「いいのよ。贈り物を買うついでがあったから」

 一緒に選び買い物を済ませて、早速二階へと誘う。

「お店、大丈夫なの?」

「うん。平気。今日は五時上がりなの」

 ちょうど入れ替わりに祖父が双子を連れて公園に散歩に行くところだった。ふたりとも祖父によく懐いていて『ひいじー、さんぽ』と、せがむのだ。

「ありがとうね紗空。いろいろ買ってくれて」

「いいのいいの」

「知ってるでしょ? 私はフェリーチェのファンなんだもの。この石鹸、プレゼントに喜ばれるのよ」

 オーガニックのオリーブオイルでできた石鹸は、イタリアから仕入れているこだわりの逸品でファンが多い。

 御曹司と結婚した彼女は、よく頂き物をするらしく、そのお返しにとフェリーチェを利用してくれるのだ。今日はクリスマス用の飾り物や、紗空お気に入りの石鹸やハンドクリームをたくさん買ってくれた。

 紅茶を淹れ、紗空が持ってきてくれたお菓子と、ちょうど作ってあったスコーンを出す。

「ありがとう」