ドキドキしながらグラスを掲げると、後ろから伸びてきたグラスが、私のグラスにチンとタッチされる。
嫌な予感を胸に、恐る恐る斜め後ろを振り返れば、案の定そこにいたのは神(かみ)城(しろ) 航輝、その人だった。
彼はシャンパンを口をすると、私を見下ろしニヤリと口もとを歪める。
「茉莉」
名前を呼ばれただけなのに、心臓がショックで止まりそう。
吸い込んだ息を、細くゆっくりと吐いて、気持ちを落ち着ける。
ちらりと彼を見れば、スリーピースのダークスーツに、光沢のある赤系のネクタイと胸もとにおそろいのポケットチーフを覗かせている。髪はスタイリングできっちりと横に流し、まさにパーティーモードだ。
身だしなみから醸し出される凛々しさゆえか、三年前よりもさらに男ぶりが上がったように見えて、気持ちが落ち着かない。
「お、お久しぶりです」
思わず声がうわずってしまう。
「君の名前は〝鶴見 茉莉〟だったんだな」
えっ! 思わず目を見張る。
嫌な予感を胸に、恐る恐る斜め後ろを振り返れば、案の定そこにいたのは神(かみ)城(しろ) 航輝、その人だった。
彼はシャンパンを口をすると、私を見下ろしニヤリと口もとを歪める。
「茉莉」
名前を呼ばれただけなのに、心臓がショックで止まりそう。
吸い込んだ息を、細くゆっくりと吐いて、気持ちを落ち着ける。
ちらりと彼を見れば、スリーピースのダークスーツに、光沢のある赤系のネクタイと胸もとにおそろいのポケットチーフを覗かせている。髪はスタイリングできっちりと横に流し、まさにパーティーモードだ。
身だしなみから醸し出される凛々しさゆえか、三年前よりもさらに男ぶりが上がったように見えて、気持ちが落ち着かない。
「お、お久しぶりです」
思わず声がうわずってしまう。
「君の名前は〝鶴見 茉莉〟だったんだな」
えっ! 思わず目を見張る。



