双子パパは今日も最愛の手を緩めない~再会したパイロットに全力で甘やかされています~

 抱き合うようにして再会の喜びを分かち合い、キャッキャと騒いでいたところまではよかったが――。

「驚いたな。まさかここで会うとは」

 聞き覚えのある声に、すぅーっと血の気が引いた。

 そんな……、いや、そんなはずはない。

 ゴクリと息を呑み、恐る恐る振り向いた私は驚きのあまり声を失う。

 形のいいアーモンドアイを細めて片方の眉を上げ、高い鼻梁をぴくりとさせた麗しの彼が、顎を上げるようにして私を見下ろしている。

「こ、航輝さん?」

 悲しいほど子どもたちとそっくりな人。三年前に別れたはずの人。そして……。

 コックピットにいるはずの彼がどうしてここに。

「お知り合いだったの?」

 なにも知らない紗空がキョトンと首を傾げる。

「え、えっと」

「ああ、彼女は――」

 キャー、なにを言い出そうって言うのよ!

 大慌てで航輝さんの前に出る。

「ちょ、ちょっとした知り合いなだけ。さ、紗空、プレゼント持ってきたの」