双子パパは今日も最愛の手を緩めない~再会したパイロットに全力で甘やかされています~

 私にとって義父は悪魔だ。予想もしないことを思いつき、今度は母を苦しめるかもしれない。

 やはりあさってには金沢に行き、母によく話を聞いてみようと決めた。



 夕食の後、寝てしまった子どもたちを祖母にお願いし、ひとまず部屋に戻る。

まず母に連絡してみようと、メッセージを打ち始めたちょうどそのとき、電話が鳴った。

「お母さん。ちょうどよかった。あさってね、私金沢に行こうと思って」

【いいわよ。わざわざ来なくても。今電話大丈夫?】

「うん。子どもたちはおばあちゃんのところで寝ちゃったから」

 それから母は、詳しく聞かせてくれた。

 再婚して間もなく母は結婚を後悔したという。すぐに妊娠し入院している間に、私が鶴見のおばあさまや義父に虐待されていたと知り決意したのだと。

 私に心配かけたくなくて、離婚の決意を秘めていたらしい。

「ごめんね茉莉。お母さんに力がなかったばっかりに、苦労ばっかりで」

【お母さん。私は大丈夫だよ? 今幸せなんだもの】