双子パパは今日も最愛の手を緩めない~再会したパイロットに全力で甘やかされています~

 夢見心地でLaLaのあとについてエレベーターに乗ると、ちょうどそこに男性が現れて「お待たせ」と彼女に声を掛けた。

 彼女の腰に手を回す彼は恋人なのか、あっけにとられるほどのイケメンだし、「こんばんは」と私にまで話しかけてくれるスマートさに感動するはかり。

 今夜の客は、こんなふうに素敵な人ばかりなんだろうか。

 早くも気後れしながらふたりに付いて店に入る。

「あ、蘭々さん!」

「紗空ちゃんお帰りなさい」

 LaLaに憧れてやまない紗空のために、私は目立たないように後ろに立つ。

 なのに紗空はすぐに飛んできてくれた。

「茉莉! 久しぶり、今日は来てくれてありがとう」

「お帰り紗空」

 紗空は光沢のあるビンクゴールドのドレスを身にまとっている。ルビーの豪華なアクセサリーがキラキラ輝いて華やかだ。

 派手な宝石なのに、紗空が身に着けると上品になる。

「すっごく綺麗だよ、紗空」

「ありがとう。茉莉もよ」