双子パパは今日も最愛の手を緩めない~再会したパイロットに全力で甘やかされています~

 一緒にダイブした航輝さんは私に覆いかぶさる。

「もぅ。びっくりした」

 くすくす笑いながら、彼はチュッと唇にキスをする。

「ようやくふたりの時間ができた」

 彼は私の肩を抱いて「すべて俺の責任だ」と、沈んだ声で言う。

「え?」

 いきなり何の話?

「もっと早く麗華と決着をつけておくべきだったし、スマホが壊れたと連絡しておけばこうならずに済んだ」

「それは……仕方ないわ」

 もう過ぎたことだ。

 彼もそう思うのだろう。「今更過去の話をしても仕方がないからね」とため息をつき、私を抱いていた手を離した。

 正面に向き直り、今度は私の両腕を掴んだ。

「これからの未来の話をしよう」

 いよいよだ。私も神妙に「はい」とうなずく。

 この旅行は、その話をするために来たようなものなのだから。

「茉莉、俺との結婚のこと、考えてくれた?」

 十分に考えた。

 大空と翔真の幸せを第一に。

「その前に私からお願いがあるんです」

「ん? なに?」