双子パパは今日も最愛の手を緩めない~再会したパイロットに全力で甘やかされています~

「さあ、ご飯にしよう」

「あ、はい。そうですね」

 航輝さんは「こっちだよー」と、子どもたちを洗面所に先導する。

 背の高い彼の後ろを大空と翔真がぴょこぴょこ付いていく。今日親子だと告白したばかりなのに、ずっと前から一緒にいる親子のよう。

 子どもの順応性に驚いてしまうが、本当の親子だからなのかな。

 大福さんとは、多分こうはならなかった。最後まで子どもたちが懐く姿をイメージできなかったから。

 やれやれとため息混じりにキッチンで手を洗い、気を取り直してシンク周りを確認する。

 なにもかもが壁と同じ材質の木材でできているのがすごい。レンジを見ると、重たそうな鍋があり、その横にポトフ用の深いお皿が大小ふたつずつ。

【お鍋にポトフが入っています】というメモがある。

 冷蔵庫を開けると、各種ドリンクのほか、カットフルーツやヨーグルトなどが入っていた。