双子パパは今日も最愛の手を緩めない~再会したパイロットに全力で甘やかされています~

 木の香りがする中を進むと、暖炉には火が灯っていて、その周りにはガードが囲ってある。これも気遣いなのか、子どもたちが近づけないから安心だ。ありがたい。

 リビングには低めのテーブルとローソファー。ふかふかのラグが敷いてある。

 管理人さんがおやつを作ってくれていたようだ。テーブルの上にはスイートポテトが用意されていた。

 太い梁がむき出しの吹き抜けにはファンがゆっくりと回っている。そのおかげかポカポカに暖かい。外は雪景色、薪ストーブの炎は見ているだけで心がほっこりとして、雰囲気は満点だ。

「すごいね。素敵だね」と言いながら、翔真を抱いて見て回る。

 外は寒いのに窓ガラスは少しも曇っていない。

「どうかした?」

 大空を抱いた航輝さんが隣に来る。

「結露がないなぁと思って」

「ああ、三重ガラスになってるからね」

 なるほど。それで窓際でも寒くないのか。

「すごく素敵な景色です」

「ここの冬が好きなんだ。人も少ないし、雪に包まれると別の世界に来たようでね」