双子パパは今日も最愛の手を緩めない~再会したパイロットに全力で甘やかされています~

「ありがとうございます。大切に使わせていただきます」

 航輝さんはあははと笑う。

「そんなこと言ってないでがしがし使って。肌に合うようならまた持ってくるから」

 うれしそうに袋の中を覗き込む管理人さんも航輝さんも、優しさに溢れている。

 素敵だなぁと思う。

 この土地の澄んだ空気が、私の心まで入り込んでくるようだった。

「中にお食事の準備ができておりますので、どうぞ」

「ありがとうございます」

 管理人さんはすぐ近くに住んでいるらしく、気軽に呼んでくださいと告げて帰っていく。

 アウトレットを楽しみ過ぎてしまったようで、時刻はもうすぐ午後の一時だ。

「見てごらん、管理人さんが作ってくれた滑り台だよ、お昼寝したら遊ぼうな」

「うん!」

 傾斜の緩い滑り台と、赤いソリがある。

「さあ、入ろう」

 積み木のように重なる丸太の壁にとんがり帽子のような屋根。近づいてあらためて見上げると、かわいいというよりは重厚な作りのログハウスだ。