双子パパは今日も最愛の手を緩めない~再会したパイロットに全力で甘やかされています~

「航輝さんのお子さんの頃を思い出しますね」

 彼は管理人さんに私たちをなんと説明しているんだろう。

「そうなんだ。自分の子どもの頃の写真と比べたら、瓜二つでね。笑ってしまった」

 しゃがみこんだ彼はふたりに「ふたりともパパとそっくりだってよ」と頭を撫でる。言わなくてもいいのに「ママにもね」と。

 私はどう反応したらいいのかわからず、苦笑するばかり。

 管理人さんご夫婦は心得た方々で余計なことは口にせず、にこにこと微笑んでいる。

「そうそう、これ。お土産。彼女が働いているお店で扱っている石鹸。オーガニックのオリーブオイルでできているらしいよ」

 フェリーチェの紙袋を管理人さんに差し出した航輝さんは、唖然とする私を振り返る。

「彼は乾燥肌で、冬は大変なんだそうだ。晴美さんに勧められてね」

 いったい、いつの間にそんな買い物をしていたのか驚くばかりだ。

「あ、はい。そうなんです。お肌が弱い方にも評判がよくて」

 慌てて、付け加えた。