子どもたちのどっちかが熱を出すとか、わがままスイッチが入ってなだめているうちに作る時間がなくなっちゃうとか――。えっ?
不意に抱きしめられた。
「茉莉。ごめんね」
「どうしたの?」
「大変だっただろうなって。今、俺は自分を責めてる」
そんな……。
また泣きそうになることを。
「今夜は俺が作るよ」
私の体を離した彼は、気合十分の顔で人差し指を立てる。
「任せて」
彼は「なにを作るつもりだったの?」と冷蔵庫の食材を見ながら聞いてくる。
どうしよう。私、すごく楽しい。
***
「ばいばーい。またねー」
「またねー」
子どもたちは、航輝さんが見えなくなるまで、ぴょんぴょん飛び跳ねて手を振る。
航輝さんもこまめに振り返っては手を振り、やがて通りの角に消えていった。
「さあ、お部屋に戻ろうか」
ふたりともしょんぼりとして「はーい」と答える声も元気がない。
気持ちは十分にわかる。私だって寂しいもの。
不意に抱きしめられた。
「茉莉。ごめんね」
「どうしたの?」
「大変だっただろうなって。今、俺は自分を責めてる」
そんな……。
また泣きそうになることを。
「今夜は俺が作るよ」
私の体を離した彼は、気合十分の顔で人差し指を立てる。
「任せて」
彼は「なにを作るつもりだったの?」と冷蔵庫の食材を見ながら聞いてくる。
どうしよう。私、すごく楽しい。
***
「ばいばーい。またねー」
「またねー」
子どもたちは、航輝さんが見えなくなるまで、ぴょんぴょん飛び跳ねて手を振る。
航輝さんもこまめに振り返っては手を振り、やがて通りの角に消えていった。
「さあ、お部屋に戻ろうか」
ふたりともしょんぼりとして「はーい」と答える声も元気がない。
気持ちは十分にわかる。私だって寂しいもの。



