「ひとまず明日は帰るけど、次のフライトから戻れば二週間の休みなんだ」
えっ? 二週間! まだ返事もしていないのに。
ギョッとした私の肩にポンと彼は手をかける。
「休暇中、ゆっくりと時間をかけて話し合いたい。いいよね?」
押しかけ夫かと思いきや、そうではなかった。話し合うための時間と言われては無下にできない気もして、こくりとうなずく。
「わかった。お部屋のクローゼットとか使って」
客間にしてある一部屋は使わずに空けてある。誰か泊まるときにと思っていたが、実際に泊まった人は、航輝さんだけだけれど。
うれしそうに微笑んだ航輝さんは、肩に置いた手を背中に回し、私を抱きしめる。
「ありがとう茉莉」
ハッとして息を呑む。
彼は今、私の髪にキスをしたと思う。
ゆっくりと体を離した彼は、再び私に微笑みかけて離れていく。
スーツケースを持ち上げ、客間に向かった彼の背中が見えなくなったところでガックリと脱力し、太い息を吐いた。
突き放すなんてできそうもない。
えっ? 二週間! まだ返事もしていないのに。
ギョッとした私の肩にポンと彼は手をかける。
「休暇中、ゆっくりと時間をかけて話し合いたい。いいよね?」
押しかけ夫かと思いきや、そうではなかった。話し合うための時間と言われては無下にできない気もして、こくりとうなずく。
「わかった。お部屋のクローゼットとか使って」
客間にしてある一部屋は使わずに空けてある。誰か泊まるときにと思っていたが、実際に泊まった人は、航輝さんだけだけれど。
うれしそうに微笑んだ航輝さんは、肩に置いた手を背中に回し、私を抱きしめる。
「ありがとう茉莉」
ハッとして息を呑む。
彼は今、私の髪にキスをしたと思う。
ゆっくりと体を離した彼は、再び私に微笑みかけて離れていく。
スーツケースを持ち上げ、客間に向かった彼の背中が見えなくなったところでガックリと脱力し、太い息を吐いた。
突き放すなんてできそうもない。



