「彼女は子どもの頃から航輝さんと結婚するつもりだったんだろうし、そう簡単には納得しないと思う。三年前にもはっきり言ったのに、最近になってまた婚約者のように振る舞っていたそうなの」
時折うなずながら黙って聞いていた祖母は、静かに口を開いた。
「その子の気持ちは本人がなんとかする。茉莉は自分の気持ちと航輝さんの気持ちだけを考えればいいのよ。――と、言いたいけど」
祖母は小さく微笑んだ。
「そこまで航輝さんに執着するような女性となると、ちょっと心配ね」
その通り。気になるのは彼女の異常性、もしストーカーだったら……。
私ひとりじゃない。
リビングを振り返り、大空と翔真の明るい笑顔を見つめ、なにがあっても私はまずこの子たちを守ると誓った。
「じゃあ、お見合いは断るのね?」
「あ、うん。今はとても考えられないし」
大福さんはまた連絡をすると言っていたから、そのときに断ろうと思う。
ふと時計を見た。
航輝さんは三時以降に来ると言っていた。
時折うなずながら黙って聞いていた祖母は、静かに口を開いた。
「その子の気持ちは本人がなんとかする。茉莉は自分の気持ちと航輝さんの気持ちだけを考えればいいのよ。――と、言いたいけど」
祖母は小さく微笑んだ。
「そこまで航輝さんに執着するような女性となると、ちょっと心配ね」
その通り。気になるのは彼女の異常性、もしストーカーだったら……。
私ひとりじゃない。
リビングを振り返り、大空と翔真の明るい笑顔を見つめ、なにがあっても私はまずこの子たちを守ると誓った。
「じゃあ、お見合いは断るのね?」
「あ、うん。今はとても考えられないし」
大福さんはまた連絡をすると言っていたから、そのときに断ろうと思う。
ふと時計を見た。
航輝さんは三時以降に来ると言っていた。



