私はまだ、大福さんとのお見合いに結論を出していない。少なくとも正式に断ってからでなければ、大福さんに失礼である。
行かないでとせがむ子どもたちに、彼は「またすぐ来てくれるから」と言い聞かせる。私は複雑な気持ちでその様子を見つめ、子どもたちと一緒に彼を見送った。
彼が持ってきてくれた飛行機のオモチャで遊ぶうち、子どもたちは早くも彼が恋しくなったらしい。「おにーしゃんは? まだ?」と聞いてくる。
「そんなにおにいさんが好き?」
ふたりとも大きく「うん」と、うなづく。
ママとどっちが?と、聞こうとしてやめた。子どもを困らせても仕方がない。
大空に「ママは?」と聞かれ、うーんと首を傾げた。
もちろん彼が好き。しまったはずの恋が心に充満している。
でもそれはまだ口にはできない。
「ママは、大空と翔真が大好きー」
ふたりをぎゅっと抱きしめてごまかした。
行かないでとせがむ子どもたちに、彼は「またすぐ来てくれるから」と言い聞かせる。私は複雑な気持ちでその様子を見つめ、子どもたちと一緒に彼を見送った。
彼が持ってきてくれた飛行機のオモチャで遊ぶうち、子どもたちは早くも彼が恋しくなったらしい。「おにーしゃんは? まだ?」と聞いてくる。
「そんなにおにいさんが好き?」
ふたりとも大きく「うん」と、うなづく。
ママとどっちが?と、聞こうとしてやめた。子どもを困らせても仕方がない。
大空に「ママは?」と聞かれ、うーんと首を傾げた。
もちろん彼が好き。しまったはずの恋が心に充満している。
でもそれはまだ口にはできない。
「ママは、大空と翔真が大好きー」
ふたりをぎゅっと抱きしめてごまかした。



