双子パパは今日も最愛の手を緩めない~再会したパイロットに全力で甘やかされています~

 キャッキャッという笑い声に様子を見に行けば、リビングにふたりはいない。

 慌てて客間に行くと、大空と翔真が航輝さんの布団に乗って、航輝さんが布団の中からふたりを持ち上げたりして遊んでいた。

「キャハハ」

 悲鳴に近い歓声をあげて、ふたりは大喜びだ。

「あー、もう。まだ起こしちゃダメって言ったでしょ」

 航輝さんは「大丈夫」と楽しそうに笑う。

 たった一晩過ごしただけなのに、彼と子どもたちは親子に見える。

 かわいがってくれて、受け入れてくれているのがとてもうれしくて。胸が熱くなり、心が震えて、また泣いてしまいそう。

 夕べ散々泣いたのに、どうしてしまったんだろう。私の涙腺は壊れてしまったみたいだ。

 なんとか涙に堪えて子どもたちの相手を彼に頼み、ひとりキッチンに向かった。

 手を洗おうとして指輪が目に留まる。

 外そうかと思ったが、『普段使いができるよう』と言っていた彼の言葉を思い出し、一度は外しかけた指輪をもとの位置に戻す。