双子パパは今日も最愛の手を緩めない~再会したパイロットに全力で甘やかされています~

 まだ寝ていたいが、子どもたちの朝ご飯もあるし、なにしろ航輝さんがいるのだ。ぺしぺしと両方の頬を叩いて気合を入れる。

 さあ、起きよう。

 ベビーベッドの中でぴょんぴょんと跳ねる大空と翔真が、再び「ねー、ママー」とはしゃぐ。朝から元気溌剌な様子に苦笑する。

「はいはい。おはよう」

「おにーしゃんは?」

「まだ寝てるから、しー。わかった?」

 人差し指を口もとにあてて、「しー」と教える。

「はーい。しー」

 小声で真似をする子どもたちの頭を撫でた。

 子どもたちを着替えさせ、リビングに連れて行って、テレビに夢中になっているあいだに自分も身なりを整える。

 いつもなら出かける間際まですっぴんだけれど、今朝はそういうわけにはいかない。

 夕べは久々に素顔を見せてしまったから今更ではあるが、少しでも綺麗に見せたくて女心がうずくのだ。

 ファンデにムラなし。アイブロウに薄くアイシャドウも入れてマスカラでボリュームアップ。よし。