双子パパは今日も最愛の手を緩めない~再会したパイロットに全力で甘やかされています~

 今夜、ちゃんと話をして、こんな日は今日限り、二度はないと、彼の口から子どもたちに言ってもらわないといけない。期待させてはかわいそうだ。

 でももし、父親だと名乗りたいと言われたらどうしよう。

 断った場合、子どもたちはどうなるんだろう。

 バスルームから聞こえる彼や子どもたちの楽しそうな笑い声に、胸が張り裂けそう。

「ママー、おふろ、でたよー」

「はーい」

 子どもたちの着替えを済ませて、彼に子守りを頼み、私もお風呂に入った。

 湯上がりに脱衣室の鏡を見てふと思う。スッピンのパジャマ姿を見られるのは恥ずかしい。

 濡れ髪の彼を見たときもドキッとした。

 胸の奥が沸き立ち、久しぶりに顔を出した女としての感情に戸惑う。

「ママー」

 大空の声にハッとして慌ててリビングに行くと、大空は眠そうに目をこすっていた。

 見れば航輝さんに抱きつくようにして翔真がうとうとしている。

「あー、眠いのね。ごめんなさい航輝さん」