双子パパは今日も最愛の手を緩めない~再会したパイロットに全力で甘やかされています~

「よーし、じゃあ一緒にお風呂に入ろう」

「わーい」

 子どもたちはぴょんぴょん跳ねて喜ぶ。

「ええーっ?」

 なぜそうなるの。話だけじゃないの?

 決着をつけるなら、早い方がいいと思って返事をしたものの、お風呂?

 ああもう、そういう意味じゃない!

「ちょ、ちょっと待って。あの、でも」

 着替えとか、ないし。

「実は近くのホテルに泊まろうかと、着替えも持ってきているから心配ないんだ」

 彼はニヤリと目を細めた。



 バスルームから楽しそうな声が響いてくる。

 子どもたちは「ママも!」と一緒に入りたそうだったが、もちろんそういうわけにはいかない。子どもたちの着替えを用意して、さて、どうしようと考えた。

 悩んだところで、今更帰ってと言えるわけじゃなし。この部屋はもともとファミリー向けに賃貸していただけあって、部屋数もある。彼が泊まるとしても、なにも困りはしないが……。

結局空いている和室に布団を敷いた。