双子パパは今日も最愛の手を緩めない~再会したパイロットに全力で甘やかされています~

「おにーさんも」

「あ、すみません」

 苦笑しながら私も一緒に洗面所に向かった。

「どういうふうに洗うか教えてくれる?」

 航輝さんに聞かれたふたりは、よいしょと段に登り、センサー付きのディスペンサーから泡のハンドソープを手に塗って、私が教えたように手を洗う。

「上手だね」と褒められて、子どもたちはご満悦の表情だ。私もうれしい。

 続いて手を洗った彼にハンドタオルを渡す。

「ふたりともいい子だ。本当に」

「ありがとう……」

 どぎまぎする事態はその後、食事が始まってもずっと続いた。

 彼は片時もふたりから目を離さない。

「にんじんも食べられるのか? えらいな」

「ぼくはピーマンがきらいー」

 あははと笑い合う。

「翔真ったら、自慢にならないよ」

「だってー、にがいんだもん」

 食事中はまだよかったが、八時になり、いつもならそろそろお風呂をという時間になったときだ。

 子どもたちが航輝さんと一緒にお風呂に入りたいと言い出した。