今日は何時までいられるんだろう。聞いておけばよかった。
一緒に食事なんて押しつけがましかったかな。
私ってば、さっきから後悔ばかりだと気づく。それだけ気持ちが浮き足立っているんだろうが、呼吸も浅いような気がする。
子どもたちの笑い声と航輝さんの楽しそうな声に背を向けて、大きく息を吸う。
落ち着け、しっかりしろ私。
ときどき彼らを振り返りながら、バターロールを軽く焼いてシチューと温野菜を軽く温め直す。
子どもたちが迷惑かけていないかと心配だったけれど、いつ見ても航輝さんは楽しそうで、笑顔でふたりに話しかけていた。
彼も子どもたちも楽しそうで、幸せそうで、ふいに泣きたくなる。強く目を閉じて、彼のマンションにいた婚約者を思い出し、望んではいけないと気を取り直す。
お皿にシチューやサラダを盛り付け、テーブルに並べたときには、なんとか笑顔を取り戻した。
「さあ、ご飯よ。おてて洗いましょ」
「はーい」と返事をした子どもたちは航輝さんこの手を引いた。



