双子パパは今日も最愛の手を緩めない~再会したパイロットに全力で甘やかされています~

「あ、そうそう。昨日のパイロットの彼がさっき来てね、夕方あらためて来るって言ってたわよ」

「えっ!」

 思わず声を上げて慌てて口を押さえる。

「き、来たの?」

「なによ、変な子ね。来るって言ってたじゃない。そのままあなたは上がっていいわよ。あの子たちがいたらお店では会えないでしょ」

「あ……。うん」

 祖母はなにかを察しているのか。

 お店は壊れ物がたくさんあるし、開店中は子どもたちは入れないようにしているから、深い意味はないのかもしれないが。今は考えないようにと深呼吸をした。

 幸いと言うべきか、引きも切らずその後もお客様はやってきて、夢中で接客するうちに時間は過ぎていく。

 そして午後六時。祖母が店に戻ってきた。

「夕食の準備はしてきてあげたから。上がっていただいて一緒にどうぞ」

「え、夕食?」

「もちろんよ。そういう時間でしょ?」

「そっか、そうだよね。――ありがとう」