双子パパは今日も最愛の手を緩めない~再会したパイロットに全力で甘やかされています~

 なにかを言いかけたが、母はかぶりを振る。

「あなたに任せるわ。なにかあれば言ってちょうだい」



 食事が終わり、ひとまずホッとしたところで燎にメッセージを送る。

 次にはっきりしなければいけないのは……。

【頼みがある。暇なときに電話してほしい】

 夜九時。忙しい彼はもしかすると残業しているかもしれないと思ったが、電話はすぐにあった。

【どうした?】

「燎、悪いな。どうしても調べてほしいんだ」

 茉莉の子どもの父親は誰なのかを、彼の妻から聞きだしてほしいと頼む。

「今日、彼女の店に行って偶然子どもの存在を知った。俺の子かもしれない」

 近くに妻がいるのか、燎は少し沈黙した後『それで?』と、言葉少なに聞いてきた。

【だとしたら、どうする?】

「もちろん、父親として責任をとる。彼女と結婚して子どもは認知する。三年前、なぜ彼女が俺に妊娠を知らせず姿を消したのかがわからないんだ。それが知りたい」

【わかった。今から氷の月に来れるか?】