彼はじいっと私を見た。やめてほしい。美人でもないのに、自分の基準で女性を見ないでほしい。 絶対この人モテるから、女の子綺麗な人見慣れてそう。私は両手で顔を覆った。 「おい、何してんだよ」 「いいえ。並木さんがまぶしすぎて、直視できません」 「……ぷっ!お前やっぱり面白いな。君は背が低くて小さいのに、目が大きいから可愛いな。小さなお人形みたいだぞ」 何を言ってるんだろう、もう……。イケメンのリップサービスはすごいな。 「お世辞はいいですから……それで、社宅は決まりました?」