どんな君でも愛してる


「早く終わったのね。私はいつもほとんど家にいるわ」

 母は信也さんにお茶を出した。信也さんが母に言った。

「肩の傷にいい温泉を見つけました。彼女を連れて行ってもいいですか?」

「どうぞ、どうぞ……反対するはずもないわ。私もたまにはひとりがいいわよ。せっかくだから私もどこかに行こうかしら」

「ママったら!」

 ウインクして彼を見てる。彼は笑ってる。

「そうですね、彼女のことは僕に任せて今までの分ゆっくりと遊んできてください。明日から二日間彼女を借ります」

「ええ?信也さん、急に……仕事とか大丈夫なの?それに予約も……」