「笹野さん。連絡ありがとう」 「いいえ。実は、相川君から連絡先を聞き出したんです」 「やはりそうか。相川、ありがとう。凛花、先ほど記憶が大分戻ったよ」 「本当ですか?」 「ああ……良かった。並木課長と会って思い出したんですか?」 「そうだ。でも、最初はわからなかったぞ」 「どうやって戻ったんですか?」 「彼女にもらった押し花のしおりが記憶を呼び戻した」