どんな君でも愛してる


「加菜。いつものやつ頼んでくれた?」

「うん。頼んでおいた」

「サンキュ」

「うん」

 日替わりランチのことだ。早くしないと限定二十食。どれも美味しいから迷わないのだ。

「ねえ、加菜。北野社長ってくるたびにああやって北野さんに何か言ってるの?」

 加菜は水を飲みながら答えた。

「うーん。よくわからないけど、彼女はいつも嫌そうにしてる。相川君が言ってたけど、どうも人事にいたとき見ていた彼女とは違うって。なんか、お嬢様は色々大変なのかもって言ってたよ。一度、相川君になぐさめられてたし……ねえ、あのふたり部署がわかれたら急に仲いいとかないよね?」