どんな君でも愛してる

 
「お前のその大丈夫だという言葉を信じていた俺が悪い。やはり無理やりにでも退社させるべきだった。今日SUNAへ行ったんだ。心配もさせない気か……俺はお前の何だ?」

「ごめんなさい」

「この間会った時もどうして黙っていたんだ。一か月も知らなかった。俺は……」

「信也さんだって色々あったのに黙ってたじゃない。お嬢さんとのお見合いのこととか。今だって信也さんが本当はどういう状況か私も知らない。お互いさまよ」
 
「あの社長、凛花にそんなことまで話したのか。おい、凛花。すぐにSUNAを辞めてうちへ来い」

「大丈夫。実は前の人事部長が社長から私を庇って地方へ異動になったの。申し訳なくて……新しい人事部長も知り合いだったから、同情してくれて、この期間限定の工場勤務を決めてくれたの。少しだけ隠れておいでって言ってくれたのよ。人の噂も75日だって」