どんな君でも愛してる


「どうして……」

「凛花。なぜ黙ってた」

 声が怒ってる。私はため息をついた。せっかく知られていなかったのに。心配をかけたくなかった。
 
「どうして知ったの?」

「そんなことはどうでもいい……倉庫で何してる?大丈夫なのか?」

「大丈夫よ。心配しないで。パートさんにかわいがってもらって、楽しくやってるわ」

「カラ元気だな」

 は……。信也さんには声色ですべてがばれる。

 確かにこうやって後から知れると怒られるのはわかっていて、正直少し言うべきか悩んだ。でも言ったら彼のことだ、社長と喧嘩になる。迷惑をかけたくなかった。