どんな君でも愛してる


「おい、川村。それ本当なのか?」

 大きな声がする。振り向くとそこには相川君がいた。

「相川君……お願い、もう少し小さな声で言ってよ」

 みんながこっちを振り向いた。それでなくても相川君は人目を引くと言うのに……。

「お前、なんで周りを気にしてるんだよ、理不尽な話なんだから戦おう。俺も社長に真実を教えてやる。北野がいかに酷かったか、ふざけんな。なあ、笹野もそう思うだろ」

「そうだよねえ、私もそう言ったんだよ。ほら、凛花。相川君だってそう言ってる」
 
「いいの、私の為なんだよ。しばらく姿を見せないほうが噂も落ち着くでしょ。でも倉庫にも興味あるんだよね。沢山商品がありそうだし」