どんな君でも愛してる


「わかってるよ……部長も驚いていたくらいだ。それより、あの人とあれから会えてないんだろ。笹野に聞いたぞ」

「だって……とても忙しいらしいの……しょうがないわ」

「お前の噂も教えてやったのに、放ってあるのかよ。自分は姿を消したからいいが、お前がどれだけ大変か。おい、川村。目を覚ませ。あの人は自分の会社の為なら俺達を捨てられるのさ」

「やめてよ!彼にだってノア内部のことで色々事情があるのよ。大体、余計なことまでどうして教えちゃったの?」

「最後にチャンスをやったのさ。お前の話を聞いてこのままにしているようなら俺にも考えがある」

「相川君」

「今度こそ、俺は本気だからな。今は素面だ。川村、あんなひどい人は忘れて俺と付き合え。こういってはなんだが、俺は恋愛経験だけは豊富だから、任せろ。俺なら泣かせないぞ」