どんな君でも愛してる


 突然、彼女は自分から上半身のブラウスのボタンをはずし始めた。

「……凛花!」

 目の前の彼女はブラウスをパラりと脱いでピンクの可愛らしいキャミソール姿になった。俺はとっさに横を向いた。

「あなたに見てほしい。全部あなたにあげたいの。ううん、違う……私があなたを欲しいの。あなたを誰にも渡したくない。こんな傷があっても、もしあなたが許してくれるのなら、最後まであなたにあげて、あなたを私だけの人にしたいの」

 驚いた。凛花からそんな言葉が出るとは思わなかった。

「いいのか?嬉しいよ、凛花。決心してくれたんだな。それに、これがあってもなくとも俺はお前のものだよ。言っただろ……俺はどんな君でも愛してる」

 彼女はキャミソールの肩紐をひとつ震える指で落とした。