「いや、そうだな。もしマーガレットで押し花作るなら……それ俺にくれないか。できればしおりがいいな」
「……え?」
「だめ?」
「ううん、こんなのでいいなら喜んで。できたらあげる」
「ああ、楽しみにしてる」
「突然どうしたの?」
「おそらく今日以降しばらくはあまり会えなくなる。しおりを見て凛花を思い出すよ。俺ってロマンチックだろ?」
「この不格好な押し花じゃロマンチックにはならないわ。それに、前みたいに仙台にいるんじゃないんだから、いくらでも会おうと思えば会えるんじゃない?忙しいなら私が会いに行くから大丈夫」



