どんな君でも愛してる


「裏切られたか……半分それも当たってる。いずれ話すつもりだったよ。この課の長になって言わないでいるのは難しいと思っていたからね」

「信也さん」

「とにかく急すぎて……父を恨んでしまいそうだよ」

 信也さんが私の膝に顔を付けて下を向いて背中を丸めてる。私は彼をそっと抱きしめた。

 かわいそうだわ。彼のことだ、周到に準備をして周りに説明するつもりだったはずだ。

「ごめん、凛花。君の前でこんな話、しかも隠していたのに許せないだろ」

「言ったでしょ。どんな秘密でも受け入れるって。約束したじゃない」

「凛花」