「どうして信用しないんだ?今日のうちに、それを証明してやってもいいぞ」

「……」

 下を向いた私に、彼はいつもの調子で問いかけた。

「りーんか?いい?」

「うん……ううん……うん……」

「ううん?でも、その次はうん、だよ。おい、花占いじゃないんだから、終わりはいつだよ?」

「終わりは……なんだろ?」

「終わりは教えてやるよ。うん、だ」

 そう言うと、彼は私を抱き上げた。

「……あ、ええ?!だめ!」

「だめ?わかった、いいと思えるまで待つから……何もしないよ」