どんな君でも愛してる


「うん。それがどうした?」

「胸の下に……手術跡が……」

「そう……それだけ?」

「……信也さんのバカ!それだけって、それだけって、どれだけそのことで……」

 彼は私を抱き寄せた。ぎゅっと抱きしめた。

「そうだよな。ごめん。女の子に胸元は命のようなものだ。きっと……ずっと悩んでたんだな。誰か、もしかしてほかの男に……」

「ううん。まだ見せてない……でも、女の子は修学旅行とか行くたびに聞かれるし、みんなに同情や好奇の目で見られた」

「そう……だったのか」