「凛花、大きく息をして、そう、吐いて。深呼吸するんだ。ごめん、言わなくていい。何も考えるな。落ち着け、いいから考えるな。過呼吸になる」 「……ごめん……なさ……い」 「俺が抱きしめても平気だし、自分から抱きついてくる。俺が想像しているようなことじゃないのか」 「がっかりさせるし、きっと、きっと……」 「何もがっかりなんてしない。何をおびえてる?俺がその程度の男だと思っているのか?」 「私、大きな……はあ……大きな……」 「……うん?」 「傷が……身体に傷があるの……」