どんな君でも愛してる


「自分で結婚は絶対に決めると言ってあるが、ノアへ戻るとおそらく介入される。今までもそういう話がありすべて断ってきた。ただ義兄との関係もあって、父は俺を守るために色々画策してるんだ」

 そういう話って縁談よね……やはりそうだった。北野さんとのことも正式な縁談だったに違いない。私がそれを邪魔した?合併がどうとか言っていた。もしかするととんでもない邪魔をしたのではないだろうか。

「なあ、凛花。できれば君の気持ちも聞かせてほしい。君の秘密は明日まで待ってもいいよ」

「……」

 言うべきだろう。ここはお互いさらけ出さないと本当の関係になれないとどこか警笛が鳴っている。彼も不安に違いない。

「わ、わたし……」

 身体が震える。彼はそんな私を見て、抱きしめた。