どんな君でも愛してる


 私も彼の部屋へ行きたいと言わないし、私の部屋へも呼ばなかった。彼は身体の関係を私が嫌がっているとわかって、そうならないように気を付けてくれていた。

「おじゃまします」

「どうぞ」

 彼は広いエントランスにスリッパを置いてくれた。相川君が言った通り、静かでいいマンション。

 駅から15分は歩くが、その分静かで間取りもゆったりしている。リビングに買って来たものを並べて、彼は食べ始めた。私もカフェオレを飲む。

 彼は食べ終わると、私を正面から見た。

「どこまで耳にしたかわからないが、君が聞きたいであろうことをまず話す」

「はい」