どんな君でも愛してる


「ごめんなさい」

 俺は手を引っ張ると、肩を抱いた。身体が密着する。彼女は身体を固くした。まだまだだな。

「再来週の日曜なんだけど、会えるか?」

「もちろん、信也さんのお誕生日でしょ。あけてある」

「なんだ、知ってたのか……」

「実はプレゼントに何がいいか迷ってたの。直接欲しいものを聞いてから、当日一緒に選んでもいいかなと思ってた。まだ、信也さんの趣味を把握しきれていないから自分で選ぶ勇気がなかったの」

「凛花がくれるものならなんでもいいよ」
 
「それで、あのね……」