どんな君でも愛してる


「そうかな?背は小さいし、目がくりっと大きいし、何度見てもやっぱり子供みたいだぞ」

 むっとした彼女の横に、俺は書類を手に立ち上がった。

 顔を書類で隠し、彼女の耳元で囁いた。

「大人の君は俺の前だけにしろ」

 彼女は固まった。俺は知らぬふりをしてその場を去った。また真っ赤だな、きっと。

 そろそろ周りにばれるかもしれないが、まあ、いい。俺は本当は大騒ぎしたいくらい彼女を自慢したいんだ。

 その日の夜。

 いつものように仕事の後待ち合わせをした。一緒に食事をし、彼女の住んでいる駅から手を繋いでマンションまで送っていく。