「おつかれー、菜々子ちゃん」
わたしに向かってひらひらと手を振る三谷先輩。
「あ、あの……昨日は遅刻を見逃していただき、ありがとうございましたっ」
突然のことに、他に言うことが思いつかなくて、とりあえず改めてお礼を言って、頭を下げる。
「えっと、あと……部活、がんばってください。応援してます!」
「あ、そういえば昨日こっそり練習見てたでしょ? なんかカッコわりーとこ見られて、恥ずかったわー。でも、うちのディフェンダー、試合のときには超頼りになっから」
三谷先輩が岩瀬先輩の肩に手を回そうとするのを、うっとうしそうに払いのける岩瀬先輩。
「やめろ、隼人」
「なんだよー。このツンデレ野郎が。こいつ、こんな表情してっけど、今めっちゃテレてるからな」
「うるさい。黙れ」
岩瀬先輩の本気の怒りのこもった声音に気付き、三谷先輩が小さく肩をすくめる。
「もうほんと、ずっとこんな調子だからさ。オレがしょうがなく副委員長やってるってわけ。まあ、こいつとは保育園からの長~い付き合いだから、幼なじみとしての責任ってやつ?」
「お二人は、幼なじみなんですね!」
わたしに向かってひらひらと手を振る三谷先輩。
「あ、あの……昨日は遅刻を見逃していただき、ありがとうございましたっ」
突然のことに、他に言うことが思いつかなくて、とりあえず改めてお礼を言って、頭を下げる。
「えっと、あと……部活、がんばってください。応援してます!」
「あ、そういえば昨日こっそり練習見てたでしょ? なんかカッコわりーとこ見られて、恥ずかったわー。でも、うちのディフェンダー、試合のときには超頼りになっから」
三谷先輩が岩瀬先輩の肩に手を回そうとするのを、うっとうしそうに払いのける岩瀬先輩。
「やめろ、隼人」
「なんだよー。このツンデレ野郎が。こいつ、こんな表情してっけど、今めっちゃテレてるからな」
「うるさい。黙れ」
岩瀬先輩の本気の怒りのこもった声音に気付き、三谷先輩が小さく肩をすくめる。
「もうほんと、ずっとこんな調子だからさ。オレがしょうがなく副委員長やってるってわけ。まあ、こいつとは保育園からの長~い付き合いだから、幼なじみとしての責任ってやつ?」
「お二人は、幼なじみなんですね!」



