双子の義理兄はアイドル。〜君と秘密の溺愛ストーリー〜


レバーを下に下げようとした時、ガチャ、とドアが開いた。



「きゃあ!」


「うわっと……。ごめん、大丈夫?」



緊張していたのといきなりのことだったので思い切り前の方にバランスを崩してしまう。


転ぶ、と思って目を瞑ったけど。


誰かに受け止めて貰った。



「あれ?君、誰?」


「大輝……誰だ?コイツ」



ードクン。


受け止めてもらった人の腕の中で、ドキドキしていると、ふたつの声が重なる。


私は慌てて飛び起きて、その人から離れた。



「す、すみません。ありがとうございます。私、今日からここで暮らすことになった和久紬(わくつむぎ)です!」



何が起こったのか理解できなくて。


テンパりながら勢いで自己紹介をした。


あわわっ。こんな早口で自己紹介するなんて……!もっとゆっくり話したかったのに。



「紬……?ああ、父さんの再婚相手の娘さんだね」