双子の義理兄はアイドル。〜君と秘密の溺愛ストーリー〜


引越し作業が一段落し、その日の夕食は出前をとることになった。


一段落といってもダンボールが家中あちこちに転がっている。とてもじゃないけど料理ができそうな雰囲気ではなかった。



「そうだね。息子たちもそろそろ帰ってくるだろうし、好きなものを頼もう。紬ちゃんも遠慮せずに」


「はい!」



和久さん……いや、今日からはお義父さんかな。


お義父さんはネットで色々検索しながらお母さんと話し合っている。


私も何を食べようかな……と考え始めた時、ピンポーンと家のチャイムが鳴った。


その事にドキッと心臓が跳ね上がる。



「あら、帰ってきたかしら。紬、お出迎えお願い」


「う、うん」



チャイムに驚いているとお母さんにそう促され、私は足を動かした。同い年の男の子と話すのなんて緊張する。


ゆっくりと深呼吸しながら玄関に向かう。


玄関にたどり着き、ドアの取っ手に手をかける。