「いーや。僕のところにおいで」
2人とも何を考えているのか分からない。
だけど2人の顔が私の首元に近づく。
左右から2人の吐息がかかり、ドキンドキンと息をするのも忘れるくらい甘い時間に浸っていた。
「ふ、2人とも……んっ、ひゃ……」
「「覚悟、しとけよ」」
ちゅう、とリップ音が聞こえたかと思えば、また声を揃えてそう言った。
何が起こったのか分からない。
だけど……私の体はとろけそうになるほど、2人の熱に溺れていた。
「2人とも……何を……」
「「秘密」」
ジンジンと熱い首元。
2人はニヤリと笑い、私から離れていく。
双子の義理兄はアイドル。
この先もまだまだ妹として苦労しそうです。
「もう、どうしたらいいの〜……?」
私の情けない声が、廊下に響き渡ったのだった……。
【終わり】



