この空気に耐えきれなくなって大輝くんの腕を振り払った。
ーードキン、ドキン……。
こんなドキドキする生活聞いてないよ。なんでこうなっちゃうの?
2人とも、アイドルっていう自覚はないの?
「紬ちゃん。僕と皇輝くんはね、アイドルの前に1人の男だよ?」
「……っ!」
ニヤリと笑う大輝くんと皇輝くん。
「だから、少しは自覚して欲しいな。今はアイドルじゃなくて、1人の男として紬ちゃんと接していること」
「……まぁ大輝の言う通りだ。俺も1人の男だから。少しは意識して欲しいもんだ」
……な、なんてことを言うんだろう。
アイドルじゃなくて1人の男としてって……。
「「俺(僕)のお姫様になってもらうように頑張るよ?」」
顔を真っ赤にしていたら、2人とも声を揃えて息ぴったりにハモる。
お、お姫様……!?
「さぁ、紬ちゃん。俺のとこへおいで?」



