2人のことを考えながら音楽を聞いていたら、もっと考えてしまう。
皇輝くんの不敵な笑み、大輝くんに抱きしめられたこと……。
ここ数日刺激的なことが起こりすぎていた。
「紬ちゃん、ここにいた」
「へ?大輝くん……と、皇輝くん!!」
部屋で悶えていたら、イヤホンが耳から外れた。ハッとして後ろを振り向くとお兄ちゃんたちがいた。
「なんか声聞こえたから、何かあったのかと思った」
「わ、私は大丈夫だけど……。2人とも仕事は?」
仕事て遅くなると聞いていたから油断した。まさか私の部屋にふたりが入ってくるなんて。
「さっき早めに終わった。紬ちゃんリビングにいないから心配した。そしたら部屋から変な声が聞こえたんだよ」
「……う、変な、声……」
「まぁ、でも原因はだいたい把握してるけどね」
イヤホンを奪った大輝くんは、ニヤッと笑うと、私のイヤホンを耳に突っ込んでいる。



